弾塑性News【2004.03】

3月5日(金)に広島工業大学において，「日本機械学会中国四国学生会・第34回学生員卒業研究発表講演会」が開催され，本研究室からは6件の卒業研究発表を行いました．発表の題目は以下に示す通りです．

• AZ31マグネシウム合金板の温間成形性
  (小更伸志, 福城和也, 中哲夫, 高津正秀, 東健司, 吉田総仁)
• 多孔質積層板の塑性変形挙動の実験観察
  (川合達也, 日野隆太郎, 吉田総仁)
• 古典的結晶塑性論による応力-ひずみ挙動の検討
  (吉山賢司, 濱田和明, 上森武, 吉田総仁)
• マイクロインデンテーションによる金属材料物性値同定
  (井上匠, 新畠数洋, 濱崎洋, 吉田総仁)
• 軟鋼の曲げ変形挙動に及ぼす降伏点現象の影響
  (吉田総仁, 孫紅兵, 金田佑也, 山本茂雄, 後藤良孝)
• 高張力鋼板の塑性変形挙動の実験観察
  (日浦邦彦, 倉光徹, 上森武, 日野隆太郎, 吉田総仁, 中哲夫)

	「AZ31マグネシウム合金板の温間成形性」の発表 (小更伸志)
	「多孔質積層板の塑性変形挙動の実験観察」の発表 (川合達也)
	「古典的結晶塑性論による応力-ひずみ挙動の検討」の発表 (吉山賢司)
	「マイクロインデンテーションによる金属材料物性値同定」の発表 (井上匠)
	「軟鋼の曲げ変形挙動に及ぼす降伏点現象の影響」の発表 (後藤良孝)
	「高張力鋼板の塑性変形挙動の実験観察」の発表 (日浦邦彦)
▲3月5日夕方に開催された懇親会の様子．

【祝】優秀発表賞受賞
この卒業研究発表講演会では，各会場毎に優秀発表賞の選考が行われ，本研究室では川合達也が優秀発表賞を受賞しました．

3月6日(土)に広島工業大学において，「日本機械学会中国四国支部第42期総会・講演会」が開催され，本研究室からは下記7件の研究発表を行いました．

• マイクロインデンテーションによる鉛フリーはんだの材料物性値同定
  (新畠数洋, 井上匠, 濱崎洋, 吉田総仁)
• アルミニウムおよびマグネシウム合金板の温間成形性
  (福城和也, 廣中智久, 中哲夫, 高津正秀, 東健司, 吉田総仁)
• 高張力鋼板の繰返し弾塑性変形挙動とそのモデル化
  (齋藤裕樹, 日浦邦彦, 倉光徹, 上森武, 日野隆太郎, 吉田総仁)
• 結晶塑性有限要素法による繰返し塑性解析
  (濱田和明, 吉山賢司, 上森武, 吉田総仁)
• 降伏点現象のモデル化とその応用
  (金田佑也, 孫紅兵, 山本茂雄, 後藤良孝, 吉田総仁)
• パイプの鍛造加工における最適加工条件の検討
  (藤本泰之, 浅野勇一, 濱崎洋, 日野隆太郎, 吉田総仁, Vassili V.Toropov)
• 局所加熱を伴う薄板のインクリメンタルフォーミング
  (平木隆一, 日野隆太郎, 吉田総仁)

▲会場の広島工業大学1号館．
▲日本機械学会中国四国支部第42期総会の様子．
	「マイクロインデンテーションによる鉛フリーはんだの材料物性値同定」の発表 (新畠数洋, M2)
	「アルミニウムおよびマグネシウム合金板の温間成形性」の発表 (福城和也, M2)
	「高張力鋼板の繰返し弾塑性変形挙動とそのモデル化」の発表 (齋藤裕樹, 三井化学エンジニアリング)
	「結晶塑性有限要素法による繰返し塑性解析」の発表 (濱田和明, M2)
	「降伏点現象のモデル化とその応用」の発表 (金田佑也, M2)
	「パイプの鍛造加工における最適加工条件の検討」の発表 (藤本泰之, B4)
	「局所加熱を伴う薄板のインクリメンタルフォーミング」の発表 (平木隆一, M2)

以下のとおり，広島大学「高機能難加工材の加工・生産システムプロジェクト研究センター」のシンポジウムが開催されますので，お知らせします．（リンクのページに同研究センターホームページへのリンクを追加しました）

3月19(金)・20日(土)に日本塑性加工学会・中国四国支部新鋭部会体験講習会「Excelによる有限要素法入門」がかんぽの宿・光(山口県光市)にて開催されました．『Excelによる有限要素法入門 - 弾性・剛塑性・弾塑性(朝倉書店)』の著者，東京工業大学の吉野雅彦助教授を講師にお迎えし，同書と付属ソフトウェアを用いて有限要素法の基礎に関する講義・演習が行われました．本研究室からは教官・学生合計3名が参加しました．

▼講習会の様子

講師の東京工業大学・吉野雅彦助教授

弾性有限要素法の例題演習の様子

すでにお知らせしたとおり，3月5日(金)の「日本機械学会中国四国学生会・第34回学生員卒業研究発表講演会」において川合達也が優秀発表賞を受賞しましたが，その賞状とメダルが届きました．

【祝】フェロー賞受賞
また，3月6日(土)の「日本機械学会中国四国支部第42期総会・講演会」における福城和也の発表「アルミニウムおよびマグネシウム合金板の温間成形性」がフェロー賞に選定されました．

3月23日(火)，東広島運動公園体育館において平成15年度広島大学卒業・修了式が行われ，その後，東広島平安閣にて平成15年度広島大学工学部第一類卒業祝賀会が開催されました．さらに，同日夜には「ドン・ガバチョ」において弾塑性工学研究室の卒業記念パーティーが開かれました．
本研究室の卒業・修了生は14名(学士7，修士6，博士1)でした．

平成15年度広島大学工学部第一類卒業祝賀会の様子

卒業祝賀会での記念撮影

3月13日付Newsでお知らせしました広島大学高機能難加工材の加工・生産システムプロジェクト研究センターシンポジウム「高機能難加工材の成形加工」が3月25日，広島大学工学部にて開催され，下記4件の講演と質疑・討論が行われました．また，シンポジウム後には懇親会が開催されました．

• ミクロ的，マクロ的材料複合による構造材料の高機能化
  篠崎賢二 (広島大学工学研究科・教授)
• 溶解・凝固・焼結および相変態を利用した材質制御
  佐々木元 (広島大学工学研究科・助教授)
• 難削指数の利用
  山根八洲男 (広島大学工学研究科・教授)
• 塑性加工におけるモデリングとシミュレーション
  吉田総仁 (広島大学工学研究科・教授)

	「ミクロ的，マクロ的材料複合による構造材料の高機能化」の講演 (篠崎賢二 教授)
	「溶解・凝固・焼結および相変態を利用した材質制御」の講演 (佐々木元 助教授)
	「難削指数の利用」の講演 (山根八洲男 教授)
	「塑性加工におけるモデリングとシミュレーション」の講演 (吉田総仁 教授)
▲懇親会の様子．