12月2日(土)に(株)アマダの「AMADA SOLUTION CENTER (実証加工センター:神奈川県伊勢原市)」を見学することとなり,吉田教授以下6名の教員・大学院生が見学会に参加しました.最新の板金曲げ加工機,レーザ切断機,プレス機,板金加工システムなどを見学することができ,たいへん興味深く有意義な見学会となりました.
▲(株)アマダの「FORUM246」の外観.残念ながら内部は写真撮影禁止でした.
▲見学の記念にいただいた加工サンプル品(一円硬貨と比較).
左はレーザ切断機で厚さ1mmほどの金属板を雪の結晶の形に切り抜いたもの.写真では見えにくいですが,結晶中央の六角形の中に「AMADA」の「A」のロゴが切り抜かれています.右は厚さ4mmほどの金属板から作られた電動サーボプレス加工サンプル.直径1.5mmの穴×2個の打ち抜きも含め,塑性加工のみで作られています.
12月6日(水)にバブコック日立(株)呉事業所において,「技術フォーラム(第98回講習会)・見学会:インクリメンタルフォーミング(逐次成形加工)の最前線」(主催:日本機械学会中国四国支部,共催:日本塑性加工学会中国四国支部,広島大学高機能難加工材の加工・生産システムプロジェクト研究センター)が開催され,本研究室からは5名の教員・学生が参加しました.
▲会場となったバブコック日立(株)呉事業所.
▲左写真は日本機械学会中国四国支部・吉田総仁支部長の挨拶.
右は岡部永年先生(愛媛大学)の講演「メカニカルラチェットの利用による軸肥大加工法とその応用」.
▲左は井関日出男先生(東京工業大学)の講演「薄板インクリメンタルフォーミングの最新動向」,
右は田浦良治先生(MHIソルテック)の講演「逐次的成形の製造業への適用について」.
12月7日(木),東京工業大学の井関日出男先生を迎え,機械システム工学専攻および高機能難加工材の加工・生産システムPJ研究センター主催のメカニカルシステムセミナーとして,井関先生による講演「シェル(殻)創形と変形(塑性)力学に魅せられて」が行われました.また,講演後には井関先生を囲んで研究に関するディスカッションを行いました.
▲井関先生の講演の様子.
12月8日(金)に放送大学愛媛学習センター(愛媛大学城北キャンパス内)にて「日本塑性加工学会中国四国支部・第7回学生研究発表会」が開催されました.本研究室が関係する研究の発表は以下に示す6件(うち4件が本研究室学生による発表)でした.
「軟鋼の変形挙動のモデル化とそれを用いた調質圧延シミュレーション」の発表 (酒井岳人, M2) |
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「結晶塑性理論による繰り返し変形挙動解析」の発表 (北山功志郎, B4) |
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「局所加熱インクリメンタルフォーミングの実験および解析的検討」の発表 (木村新太郎, M2) |
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「マグネシウム合金板の温間非比例FLDとその解析的予測」の発表 (小川真広, B4) |
▲発表会会場の様子.例年にも増して多くの参加者が集まりました.
▲発表会終了後の懇親会の様子.
12月15日(金),機械振興会館(東京都港区)において鉄鋼協会創形創質工学部会板成形フォーラム講演会「高張力鋼板の成形技術の現状と課題」が開催され,本研究室の吉田教授が下記一件の講演を行いました.
2006年10月20日(金)から12月20日(水)の間,当研究室の上森助手がフィンランドHelsinki University of TechnologyのNHLに短期留学しました.同大学には,広島大学助教授として当研究室に在籍しておられたRoman Nowak教授がおられ,現在でも研究を通して交流が続いております.皆さんご期待の武士道旅行は有りませんでした(写真および記事は後日更新予定).フィンランドは今年珍しく暖冬らしく,雪の無い写真となっております.
▲フィンランド工科大学風景(オタニエミ).
▲ヘルシンキ中央駅(左),ヘルシンキ大聖堂(中央),ウスペンスキー教会(右).
▲ヘルシンキ市内【三人の鍛冶屋像(左)】.
▲世界遺産のスオメンリンナ島.
12月23日(土)に本研究室の中間発表が行われ,研究進捗状況などが報告されました.今後,修士論文・卒業論文の完成を目指して最後の追い込みとなりますが,2006年の研究室公式ゼミはこれでひとまず終了です.また,同日夜には「てしお」にて研究室の忘年会が開催されました.
▲中間発表の様子.