弾塑性News【2007.02】


◆2007.02.06◆

2006年10月〜11月の第57回塑性加工連合講演会において,本研究室の大学院生・志垣君が発表した「テンションレベラ板矯正プロセスの高速最適化」の研究が,グリッドコンピューティングシステム構築用ソフトウェア「AD-POWERs」のウェブサイトで紹介されました.

この研究では「AD-POWERs」を利用した並列分散処理によって最適化計算の高速化を実現しております.そのため,「AD-POWERs」適用事例として上記サイトに紹介されることとなったものです.


◆2007.02.07◆

今年度も終わりに近づいてきましたので,来年度の新4年生(現3年生)向けの研究生活紹介,ならびに研究室配属説明会にて配布予定の資料を掲載しました.このページ上部の期間限定メニューをご覧ください.


◆2007.02.09◆

本日12:00が学部4年生の卒業論文提出締切りです.昨日2月8日には,本研究室の第一回卒業論文発表練習会が論文提出締切りに先行して開催されました.


▲卒業論文発表練習会の様子.左写真は学部4年生による自主発表練習,右側は教員も交えた発表練習会です.


◆2007.02.12◆

例年なら凄く寒い広島大学も今年は暖かいです.


▲広島大学工学部前の風景.


◆2007.02.14◆

本日,2月14日(水)に平成18年度卒業論文発表会が開催され,本研究室からは8名の学生が1年間の卒業研究の成果を発表しました.発表を行った学生の氏名と卒業論文題目は以下の通りです.

氏名 卒業論文題目(発表順)
貝本太樹 非比例変形における破断を考慮した板材成形条件最適化
水谷憲彰 組み合せ負荷を受ける突合せ継ぎ手におけるアクリル系接着剤の弾粘塑性挙動
小川真広 AZ31マグネシウム合金板の温間非比例FLDとその解析的予測
小川耕平 応力誘起変態を伴うステンレス鋼板の二軸弾塑性変形挙動実験観察
永石尚昭 薄板のインクリメンタルフォーミングにおけるスプリングバックと破断予測に関する研究
多田幸弘 TiNi形状記憶合金の傾斜機能化
中村真人 多孔質板の成形限界
北山功志郎 結晶塑性理論による繰返し変形挙動解析

▼卒業論文発表会の様子.これで全員無事に卒業できそうです.
貝本 水谷 小川 小川 永石 多田 中村 北山


◆2007.02.19◆

2月16日(金)〜19日(月)に当研究室にフィンランドのHelsinki University of TechnologyからRoman Nowak教授がいらっしゃいました.


▲広島大学学生&スタッフとの交流風景.


◆2007.02.20◆

2月20日(火)に第3回,eta/DYNAFORM最新ソリューションセミナー(大阪府)が開かれ,当研究室,吉田総仁教授が“Yoshida-Uemoriモデル”に関する基調講演(詳細は以下提示)を行いました.

【講演内容】
板成形の高精度シミュレーション,とりわけスプリングバック解析のために重要な項目である材料モデルと金型のたわみを考慮した解析アルゴリズムについて講演する.とくに材料モデルについては,板材の弾塑性挙動の実験観察,講演者が提案している吉田・上森モデルの概要,材料パラメータ同定,スプリングバック解析に及ぼす材料モデルの影響などにつて解説する. さらに,成形シミュレーションと最適化理論を用いた最適プロセス設計の概念とそれに基づいて講演者らが開発したソフトウェア,いくつかの応用例(廃棄面積最小化ブランク形状決定,ねじれスプリングバックを抑制する最適ドロービード,割れ回避ブランク形状など)について紹介する.


◆2007.02.27◆

今後の研究活動における試験片製作の円滑化のため,2月21日(水)に本研究室のスタッフ・学生数名で西部工業技術センター生産技術アカデミーを訪問し,フライス盤による試験片加工を見学させていただきました.



▲フライス盤による単軸引張試験片の加工の様子.


◆2007.02.28◆

2月27日(火)に平成18年度の修士論文発表会が開催され,本研究室では下記5件の発表がありました.発表を行った学生の氏名と修士論文題目は以下の通りです.

氏名 修士論文題目(発表順)
市丸隆志 高張力鋼板の非比例変形弾塑性挙動の実験観察とそのモデル化
佐原隆介 均質化法による多孔質積層板の変形挙動解析
酒井岳人 軟鋼の変形挙動のモデル化とその塑性加工シミュレーション
木村新太郎 局所加熱を伴う薄板のインクリメンタルフォーミング
佐々木彰彦 最適化による多段塑性加工の加工段数削減

▼修士論文発表会の様子.
市丸 佐原 酒井 木村 佐々木


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