弾塑性News【2008.11】


◆2008.11.04◆

11月1日(土)から3日(月)に広島大学大学祭が開催されました.期間中は好天にも恵まれ多くの人で賑わいました.また広島大学VBLでは,大学祭の企画として講演会や研究紹介,ポスター発表があり本研究室学生作のポスターが最優秀賞を受賞しました.


▲大学祭の様子.


▲ポスター発表で最優秀賞受賞!!(左)と衝撃力計測中の吉田教授(右).


◆2008.11.10◆

10月20日(月)〜24日(金)に韓国・大田(Daejeon)市において塑性力学・塑性加工に関する国際会議「The 9th Asia-Pacific Symposium on Engineering Plasticity and Its Applications (AEPA2008)」が開催され,本研究室からも教員,大学院生が参加しました.本研究室関係では下記6件の研究発表がなされ,これらのうち最初の3件が本研究室の教員,大学院生によるものです.

■ 「Springback compensation for HSS sheet forming by means of FE simulation and optimization」のKeynote講演
(吉田教授)
■ 「Numerical optimization of sheet metal forming process using new fracture criterion」の発表
(平原篤, D1)



▲AEPA2008会場の様子.会場は大田(Daejeon)市のDaejeon Convention Center.


▲10月22日夜に開催されたBanquetの様子.


▲Banquetでの演奏や伝統舞踊など.


▲すき焼き風の料理(チョンゴル)や焼肉などの韓国料理も味わいました.


◆2008.11.13◆

11月7日(金)〜9日(日)に広島大学東広島キャンパスにおいて,「第59回塑性加工連合講演会」が開催されました.今回の講演会は本研究室の吉田教授が実行委員長を務めており,本研究室の教員・学生は講演会運営と研究発表の双方で多忙を極めました.実行委員長はじめ本研究室メンバー,事務職員,他研究室メンバー,中国四国地区近隣諸学校および企業,そして日本塑性加工学会本部関係者など多くの方々の協力を得て無事講演会を終えることができました.

実行委員長が吉田教授で開催場所が広島大学ということもあり,今回の講演会における本研究室関連の研究発表は下記14件に及びます.このうち12件が本研究室メンバー(社会人Dr.含む)による発表です.

■ 「局所加熱インクリメンタルフォーミングにおける残留応力と形状凍結性におよぼす局所加熱の効果」の発表
(永石, M2)
■ 「5000系および6000系アルミニウム合金板の弾塑性変形挙動とそのモデル化」の発表
(田村, B4)
■ 「多孔質積層板の二軸成形限界」の発表
(中村, M2)
■ 「アルミニウム合金板のスプリングバック解析に及ぼす異方性降伏関数の影響」の発表
(澄川, M1)
■ 「粉末冶金法と塑性加工を組み合わせて作製したTiNi形状記憶合金ワイヤの熱・力学的特性」の発表
(新谷, M1)
■ 「突合せ継手におけるアクリル系接着剤の繰返し粘塑性挙動とそのモデル化 」の発表
(水谷, M2)
■ 「βチタン合金の高温粘塑性変形挙動のモデル化」の発表
(山村, M1)
■ 「結晶塑性理論による鋼の繰返し弾塑性変形挙動解析」の発表
(北山, M2)
■ 「数値最適化によるブランクサイズ最小化を考慮した多段深絞り加工の工程設計」の発表
(日野准教授)
■ 「確率的最適化手法によるロバストテンションレベリング工程設計」の発表
(濱崎助教)
■ 「板材成形条件最適化に及ぼす破断評価方法の影響(第2報 破断クライテリオンが最適解に及ぼす影響)」の発表
(平原, D1)

また,講演会併設行事として開催された第269回塑性加工シンポジウム「高機能難加工板材の最先端成形技術」において,本研究室の吉田教授が下記1件の講演を行いました.


▲塑性加工シンポジウムにおける吉田教授講演の様子.


◆2008.11.29◆

11月14日(金),15日(土)の両日,名古屋市および津島市において日本塑性加工学会・第2回西日本若手技術交流会が開催され,住友軽金属(株)名古屋製造所見学,研究発表会などが行われました.本研究室からは学生2名が参加し,下記2件の発表を行いました.


▲本研究室OBの住友軽金属・鳥飼氏とともに記念撮影.


◆2008.11.29◆

11月25日(火),26日(水)に知能化生産工学講座の平成20年度修士論文中間発表会が開催され,本研究室の大学院修士2年生は26日に研究進捗状況と今後の研究計画などについて報告しました.本研究室の修士論文題目は以下に示すとおりです.

オーステナイト系ステンレス鋼の繰返し変形挙動と応力誘起マルテンサイト変態の影響 小川耕平
薄板の局所加熱インクリメンタルフォーミングにおける成形性と形状凍結性 永石尚昭
結晶塑性理論による繰返し変形挙動の解析 北山功志郎
多孔質積層板の成形限界 中村真人
高延性接着剤の弾粘塑性挙動とそのモデル化 水谷憲彰


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