弾塑性News【2010.03】

【祝】優秀論文講演奨励賞受賞
2009年10月31日(土)〜11月2日(月)に開催された「第60回塑性加工連合講演会」における下記の発表によって，本研究室の澄川智史(M2)が日本塑性加工学会優秀論文講演奨励賞を受賞し，その賞状が届きました．

• 応力経路変化における弾塑性変形挙動とそのモデル化
  (澄川智史, 中村周平, 上森武, 吉田総仁)

3月1日(月)に大学院工学研究科知能化生産工学講座の修士論文発表会があり，本研究室からも6名の修士2年生が今年度の研究成果を発表しました．

▲修論発表の様子．

また修論発表会の後，本研究室吉田教授の還暦のお祝い会が開かれました．

3月5日(金)に広島工業大学(広島市)において，「日本機械学会中国四国学生会・第40回学生員卒業研究発表講演会」が開催され，本研究室関係では以下に示す8件の卒業研究発表が行われました．これらの発表のうち，本研究室の学部4年生による発表は下記リスト最初の6件です．(他の2件は共同で研究を行っている近畿大学工学部の学生による発表です．)

• 非比例変形における破断を考慮した板材成形条件最適化
  (田村朋裕, 平原篤, 日野隆太郎, 吉田総仁, V.V.Toropov)
• 繰返し曲げ試験による弾塑性パラメータ同定
  (中本祥平, 濱崎洋, 吉田総仁)
• ホットスタンプ鋼板の高温変形特性
  (久野大輔, 田中武士, 濱崎洋, 日野隆太郎, 吉田総仁)
• 高張力鋼板の穴広げ成形限界に及ぼす穴縁性状の影響
  (藤井裕, 平原篤, 日野隆太郎, 吉田総仁)
• 結晶塑性理論による等塑性仕事曲面の解析的予測と検討
  (小林匠, 北山功志郎, 上森武, 吉田総仁)
• 降伏点現象を考慮した粘塑性構成式による有限要素解析
  (網井貴史, 山村道雄, 濱崎洋, 吉田総仁)
• 高張力鋼板のスプリングバック解析
  (赤木宏行, 澄川智史, 田村翔平, 上森武, 吉田総仁)
• 均質化手法による金属の繰返し応力−ひずみ関係の数値シミュレーション
  (影山貴大, 上森武, 田村翔平, 石田庸, 吉田総仁, 日野隆太郎)

▲会場となった広島工業大学Nexus21．

▲卒業研究発表講演会およびその後の懇親会の様子．

また，3月6日(土)には同じく広島工業大学(広島市)において「日本機械学会中国四国支部第48期総会・講演会」が開催され，本研究室関係では以下に示す7件の卒業研究発表が行われました．この7件のうち，本研究室の大学院生による発表は下記リスト最初の6件です．(他の1件は共同で研究を行っている弓削商船高専の学生による発表です．)

• 応力経路変化を考慮した弾塑性構成式
  (澄川智史, 中村周平, 上森武, 吉田総仁)
• ボロン鋼の高温粘塑性変形挙動観察とプレス成形シミュレーション
  (田中武士, 久野大輔, 濱崎洋, 日野隆太郎, 吉田総仁)
• βチタン合金板の高温変形挙動観察と弾粘塑性構成モデルの提案
  (山村道雄, 山内亮太,王霄騰, 濱崎洋, 前田尚志, 白井善久, 吉田総仁)
• 傾斜機能TiNi形状記憶合金ワイヤの熱･力学的特性
  (新谷研一, 大角拓矢, 芦田真一, 京極秀樹, 吉田総仁)
• 厚板テンションレベリングの最適工程設計のための数値解析手法の検討
  (河角知美, 日野隆太郎, 吉田総仁, Vassili V.Toropov)
• 粉末冶金法および冷間圧延により作製したTiNb形状記憶合金の機械的特性
  (大角拓矢, 新谷研一, 京極秀樹, 吉田総仁)
• 変形経路を考慮したAZ31Mg合金板の温間FLDの予測
  (大出明慶, 中哲夫, 上森武, 吉田総仁, 高津正秀, 東健司)

▲会場入口．

▲支部講演会での発表の様子．

3月5日(金)に大同大学滝春校舎(名古屋市)で開催された第37回塑性加工技術フォーラム「汎用FEMユーザーサブルーチンとその応用」(主催: 日本塑性加工学会)において，本研究室の濱崎助教が講師として下記1件の講演を行いました．

• ABAQUSのユーザーサブルーチンの開発とその応用
  (濱崎洋)

【祝】学生奨励賞受賞
本研究室の澄川智史(M2)が「スプリングバック解析に及ぼす硬化則と降伏関数の影響」に関する研究によって5月28日付で日本塑性加工学会賞学生奨励賞を受賞することとなり，その賞状が届きました．

【祝】卒業・修了
3月23日(火)，東広島運動公園にて平成21年度広島大学卒業・修了式が行われ，本研究室の学部4年生・修士2年生も晴れて卒業・修了の日を迎えました．その後，工学部第1類・機械システム工学専攻の卒業・修了祝賀会，夜には研究室主催の祝賀会が開催されました．

▲卒業式および祝賀会の様子．